宗家 奥山 観禅 〒996-0213 山形県最上郡大蔵村赤松326 ■ 電話(0233)75-2370 |
我が国居合の祖と仰がれる、流祖・林崎甚助重信先生は今を去る四百五十年前、永禄二年(一五五九)林明神に百ヶ日参篭を誓願、家伝の大剣三尺二寸三分を腰に帯し抜刀を日夜錬磨す。満願の暁、夢中に林之明神示現し抜刀の秘術卍抜を授けらる。出口修練の奥旨を悟り、居合の秘奥を開眼す。
のち、各地を遊歴、鹿島、香取の武林に入り研鑽す。鹿島の塚原卜傳先生より鹿島新當流最高秘技卜傳一之太刀の秘法を授けられ、林崎夢想流を開創す。寛永年間、当流第四代一宮左太夫照信先生、その門弟谷小左衛門李正先生、新庄藩主の家臣となり、当流を新庄の地に発展せらる。以後、藩宅の庇護を得てますます盛大となる。鹿島新當正統流の奥義は、新庄藩に在りと喧伝せらる。脈々として卜傳一之太刀と共に伝えられ、現在に至る。
天真正-
林明神-
-流祖・林崎甚助重信-田宮平兵衛照常-長野無楽斉謹露-一宮左太夫照信-谷小左衛門李正-駒杵平治右衛門良重-相馬忠左ェ門政住-松出梅翁-松田請意-松田六左ェ門-櫻井友右ェ門-門屋又八郎盛備-松坂善之進臣美-松田隼人喜時-松坂次郎左ェ門臣盛-奥山宥観-奥山観禅
必ず稽古には設対者(相手)を置く事。神速応変の出口(抜付)は一瞬の間に在り、敵気を感じない出口(抜付)は間が抜けた死太刀となり、武技にあらず。居合の生命は電瞬にあり。変化自在の妙、剣禅一味の応無剣を至極とす。
林崎夢想流居合の稽古は精神の清潔を第一とす。
古武道の武魂を育て品位を高める。
求道の士には居合のほか、卜傳正伝の手裏剣術、日打釘手裏剣術、真鋭流手裏剣術、吹針術杖術短杖術柔小竿術畳裏返し術など。古武道を指導す。
●稽古場及び支部 〒996-0213 山形県最上郡大蔵村赤松326 電話(0233)75-2370 稽古は随時。 |
●文化財指定 遺品林崎甚助重信先生所用の太刀三尺二寸三分 小刀・武神摩利支尊天(林崎先生懐中に入れたもの) 画像・瓢箪(道中持参の物) |