佐藤 智之 〒020-0668 岩手県滝沢市鵜飼狐洞 95-9 ■ 電話(019)687-4891 |
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平安時代に、坂上田村麻呂が清水観世音に祈願して、夢想の中に和を伝えられたのが夢想観世流で、彼が初代であると伝えられている。鎌倉時代に源頼朝が幕府を開いたとき、朝廷の勅使を饗応するため角力会を催し、各地の強者を集めた。そのとき、小兵であったが夢想観世流二十七代毛利宇平太国友が抜群に強く、頼朝や諸将が大いに感歎した。以来、諸賞流を名乗る。南部藩岡武兵衛庸重が江戸に出て諸流を学び、さらに鎌倉で諸賞流四十六代石田辰之進更政の門に入り伝授をうけ、四十七代を継承した。
岡武兵衛庸重は南部利幹に召し抱えられ、盛岡藩における初代となる。今より三百余年前、天保年間のことである。五十四代佐藤延栄のとき御留流として藩外不出となり、現在の七十一代佐藤智之に至る。
流祖・田村利宗-二代目藤原元吉-三代目名護屋久行-(省略)-二十七代目毛利宇平太国友-四十七代目岡武兵衛庸重-五十七代目松橋宗年-六十六代目田中正之-六十七代目高橋京三-六十八代目高橋厚吉-六十九代目熊谷弘志-七十代目柳原正弘-七十一代佐藤智之
諸賞流和はめつぶし、肘当、足当、手刀、三味線がせを主体としてわざができている。ほぐれ一般にかえしわざという、裏の形は荷鞍という防具をつけて行う。
毎年秋に盛岡市郷土芸能祭に参加し、稽古の成果を披露。平成二十年でオランダの柔術協会と交流して十七年目。オランダのマルク・ステルク氏が新しく道場を建てたので、九月に盛岡の道場メンバー十人でオランダに行き、国際交流を行ってきた。
●稽古場及び支部 |
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〒020-0032 |
盛岡市夕顔瀬町9-26 |
電話(019)622-2642 |
日曜日午前9時半~正午 |
●文化財指定 |
昭和五四年八月一日 盛岡市指定無形文化財に認定される。 |
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