天神真楊流柔術

 師範家

久保田修弘

事務局

〒355-0047

埼玉県東松山市高坂849-6 渡邊 方

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  久保田敏弘

由来

  流祖は磯又右衛門源正足(文久三年・一八六三・七十六歳没)。伊勢松坂の産、紀州藩士。楊心流・真之神道流を修行し、奥義を極め諸藩の師家と試合を行うも不敗であった。特に実戦における(複数の相手)当身技の有効なるを体験し、「真の当」(生理的弱点を突く・蹴る)を投技・関節技・絞技の中に活用し、技の威力を大にした。
 京都北野天満宮に参籠し、楊柳の風になびくさま(柔軟性)を観て大悟し、「天神」と、以前に修行した二流より「真」と「楊」の二字を合わせ、天神真楊流と名づけた。江戸神田お玉ヶ池に道場を開き、百二十四本の変化の手数及び活殺の秘術を伝授した。幕末の頃には諸藩に普及し、門人五千余を数えた。
 講道館柔道の創始者嘉納治五郎師範は明治十年、師範家福田八之助の門に入り修行し、明治十二年、師の死去にあい、三世磯正智について修行をつづけ、その奥義を応用し、明治十五年、講道館柔道を創始した。

系譜

流儀の特徴

 一 身体の中心を正しく、柔軟な身体で相手の気力に逆らわず変化に応じ、相手を崩し虚をついてこれを制す。

 一 技に心・気を通わす。

 一 実戦における複数の相手に対応する真の当(生理的弱点を突く・蹴る)の有効なるを経験し、投技・関節技・絞技のなかに活用した。

 一 活法・接骨。

 一 講道館柔道の基盤となった柔術。

活動状況

平成25年に先代が逝去後は子息の修弘が師範家を継承。また酒本房太郎 最後の直弟子となる坂本忠彦 師範が顧問となり伝承を継続している。平成6年には講道館からの要請で(故)久保田敏弘 師範と共に後世に残す為の全技法を記録に残している。日本武道館主催による演武会や浅草古武道大会、明治神宮などの奉納演武にも定期的に参加している。

 

●稽古場及び道場
 文京区スポーツセンター
 東京都文京区大塚3-29-2


 新宿区スポーツセンター
 東京都新宿区大久保3-5-1


 千代田区立スポーツセンター
 東京都千代田区内神田2-1-8


 東松山武道場
 埼玉県東松山市本町1-2-21

 
●支部
 四国支部(八木宏之)
 愛媛県四国中央市中曽根町796-3
          八木接骨院内
後捕(うしろどり) 朽木倒(くちきたおし) 腕緘(うでがらみ)