天神真楊流柔術

 代表師範

柴田 俊充

〒350-1137

埼玉県川越市砂新田1-6-48

■ 電話(049)242-7098

  柴田 孝一

由来

  流祖・磯又右衛門柳関斉源正足は文化元年(一八〇四)伊勢松坂に生まれた。文久三年(一八六三)五十九歳で没。紀州藩士で本名は岡山八郎治。十五歳のとき楊心流の名人、一ッ柳織部義路の門に入って楊心流を学ぶこと六、七年。師の死去により真之神道流柔術の達人、本間丈右衛門正遠の門に入り約六年にして奥儀を極め、諸国を遍歴して各藩の名家先生と試合したが一度も敗れたことがなかった。また江州草津で門弟西村某と二人で百余人の無頼漢を相手にし、多年修練の秘術をもってこれを追い散らし、人命を救った。さらに真の当の修行に多年心を砕き、ついに奥妙を極め、北野天満宮に参籠、祈願し、楊心流と真之神道流を合一統合し、新たに天神真楊流を創始する。
 のちに江戸に出て、神田お玉ケ池に道場を開く。諸国の藩士で門に入る者五千余人に及んだ。講道館柔道の創始者嘉納治五郎は三代磯正智及び弟子の福田八之助に学んでいる。

系譜

流儀の特徴

 相手の動きに従って無理がなく合理的(投、締、極、当)に相手を制す。《免許の道歌》を次に示す。

 捕われては水に浮く木の身をもてし 浪にまかせつ風にまかせつ

伝承されている伝書

 地之巻、人之巻、天之巻、陽之巻(免許)、陰之巻(皆傳)

活動状況

●稽古場及び道場
 埼玉県川越武道館柔道場
 川越市郭町2-30
 電話(049)242-7220
 木曜日 午後7時~9時
 土曜日 午前9時30分~正午
 日曜日(月2回)午前9時30分~正午
腕絡

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