宗家十二世 岩永源三郎 〒662-0854 兵庫県西宮市櫨塚町5-8 ■ 電話(0798)22-3487 |
流祖・岩永源之亟正光(のち一柳斎と号す)は、肥前国伊万里の郷土で、父・仁左衛門義景に従い、柳生流剣術及び柔術を修行し、のちに鍋島藩士・古賀重太夫より楊心流柔術を学んだ。諸国武者修行の折、播州赤穂の住人・大国鬼平重信に高木流柔術及び九鬼神流棒術の免許皆伝を受け、宝暦二年五月、父・仁左衛門病死のため帰郷し、門人の育成に当たり、その人格を慕われ、隆盛を極めた。宝暦三年三月、各流の長所を取り入れ、新流を創始、心月無想柳流と称す。
その後、二代源次郎光治は、鍋島家武術師範として仕え、藩外不出の御留武術として永く後世に伝えられ、現在に至る。昭和四十六年八月、十一世加納武彦錬岳が尼崎に道場を開く。平成十五年七月、岩永源三郎正義、宗家十二世を継承す。旧道場解体のため、平成十六年九月、新道場修道館を建設し、流派の保存に努めている。
心月無想柳流歴代宗家
初代 岩永源之丞正光
二代 岩永源次郎光治
三代 岩永兵部光興
四代 岩永與左衛門正近
五代 松尾彦四郎正次
六代 岩永惣左衛門能正
七代 岩永源介光義
八代 多久島笹一則光
九代 岩永源一光教
十代 布谷功百畊
十一代 加納武彦錬岳
十二代 岩永源三郎正義
当流は総合武術であり、体捌きを凝らず力まず尽きず技を行うものであり、これを無手で行えば柔術と称し、刀を持てば剣術となり、槍を持てば槍術である。流派の掟に則って行う体捌きは、いかなる武器をとっても武術を行うことができるのである。
一 心月無想柳流宗家伝承書 一冊
一 伝承巻物 八軸
一 古文書 十部
一 甲冑 一具
一 刀 六振
一 薙刀 一振
一 弓 一具
一 鎖鎌 一具
一 太刀 一振
一 槍 一条
一 小薙刀 一柄
一 十手 一丁
稽古日時 |
水曜日 19時~21時 |
日曜日 11時~13時 |
月一回、業の研究会を開き、鍋島藩御留武術の研修を行い、流派の保存と伝承に努めている。 また、春と秋の年二回定例演武会を開き、門人一同の志気向上を図っている。
●稽古場及び支部 |
修道館道場 yanagiryu1753@gmail.com |
〔事務連絡先〕 |
〒658-0053 |
兵庫県神戸市東灘区住吉宮町2-19-13-307 桑波田秀祐 |
電話 090-3966-1141 |
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