宗家十五代 根本 憲一 〒311-1204 茨城県ひたちなか市平磯遠原町31-2 ■ 電話(029)263-6917 |
流祖・佐々木哲斎徳久は槍の名手であり、関ケ原の戦いにおいて、九尺の槍を使い激戦中槍先が折れ、柄をもって奮戦。その後、日本六十余州の大小の神祗と摩利支天尊に祈願し、その霊験により無始無終の悟りを得、無比流兵杖術を開眼し、日本開山無住所として各地を遍歴した。のちに、宗家六代目片岡宗吉景重が水戸地方においてこれを伝承。明和、天明の頃から民衆の自衛武術として水戸の近郷近在において栄え、さらに秘儀が磨かれ、変化に富んだ武術として発達、無比無敵流杖術として隆盛を極めた。
旧平磯村の大内藤次郎は、旧中根村の宗家十代・安弥八郎忠信に師事し宗家十一代を継承し、多くの門弟を育成。その後、宗家十二代・勝村惣七忠信、宗家十三代・根本卯之吉忠勝から宗家十四代を継承した根本平三郎唯久は流派の保存と伝承に尽力、昭和五十六年に明武館道場を創立。現在は、宗家十五代を根本憲一唯之が継承して、子弟育成に鋭意努力し、古武道の保存と振興に努めている。
流祖・佐々木哲斎徳久-野村甚左ヱ門尉勝忠-武田藤七郎重明-本多治左衛門尉-山田宇左衛尉-片岡宗吉景重-軍司次左衛門信三-安弥八郎忠信-大内藤次郎忠信-勝村惣七忠信-根本卯之吉忠勝-根本平三郎唯久-根本憲一唯之
一 構えは槍の操法が基本となり、身は半身、足は丁の字、打つと見せて引く、引くと見せて突く、突くと見せてさくる。
一 一に眼、二に気合、三に構え。
一 伝は以心伝心、千変万化、電光石火の一撃で倒す。
毎年一月二日、道場開き式を執行して祝い、各地の演武大会に出場するほか、日本古武道協会主催の演武大会に参加。毎年四月第三日曜日、ひたちなか市古武道大会を開催。
●稽古場及び支部 ▽明武館道場本部 茨城県ひたちなか市磯遠原町31-2 電話029(263)-6917 毎週日曜日 午前10時〜正午 同 水曜日 午後7時〜9時 ▽支部 茨城瓜連支部、千葉県支部 ●文化財指定 昭和四十六年九月二十一日付 那珂湊市無形文化財に指定 平成六年十一月一日付 ひたちなか市無形文化財に 指定 |
(表)の型 | (極意)入身 |