神道夢想流杖術

 代表

冨永 彰三

〒819-0373

福岡県福岡市西区周船寺3-5-13

■ 電話(092)806-4372

  波止 成徳

由来

 始祖・夢想権之助勝吉は、天真正伝香取神道流六代、桜井大隈守吉勝の門に入り、香取神道流の奥義を極め、その免許をうけ、さらに鹿島神流の極意を授かった。その後、流祖は、諸国を遍歴、艱難辛苦の武者修行に入り、筑前の国に至る。
 筑前太宰府宝満宮(福岡県太宰府市)の神域に連なる霊峰宝満山竈門神社に祈願参籠し、至誠神道満願の夜、童子が現れ、「丸木をもって水月を知れ」との御神託を得て三尺二寸の刀に一尺の柄に一分を長くし、四尺二寸一分、直径を八分として樫の丸木を作り、槍、薙刀、太刀の特徴を入れ、御神託と剣によって得た真理と実戦を体し、ここに杖術を編み出した。
 権之助はこれをもとに工夫を重ね、ついに宮本武蔵の十字留を破ったと口承されている。
 以後、始祖はこれを黒田藩士に伝え、藩外不出の武術として栄え、歴代師範家に継承され、現在に至っている。

系譜

始祖 夢想権之助勝吉
二代 小首孫左衛門吉重
三代 松崎金右衛門重勝
二十三代 吉村半次郎
二十四代 白石範次郎重明
二十五代 清水隆次克泰
二十六代 乙藤市蔵勝法
代表 波止成徳
代表 冨永彰三

流儀の特徴

杖術は突き、払い、打ちの攻撃を技とするが、左右両技を等しく使うのが大きな特徴である。これらの左右両技を連続的に使い、自分の手足の如く操作し、打太刀の切りつけに応じて体を捌き、武器を打ち落とすことができる。

伝承されている伝書

 奥入、初目録、後目録、免許

活動状況

九州各県、愛媛県、岡山県、大阪府、兵庫県、愛知県、東京都、東北各県、北海道に十名余の免許者が広く指導。海外にもある。

●稽古場所および支部
▽福岡本部道場(尚武館)  館長 伊橋 慶
              師範 神代孝一
 〒819-0025 福岡県福岡市西区石丸3-16-27
 電話(090)9401-0670
 FAX(092)891-0273
 Eメール syoubukan@outlook.jp
▽東京支部  (代表)小野景久
 〒399-0601 長野県上伊那郡辰野町大字小野985
 電話(0266)46-2001
▽大阪支部  (代表)近藤真佐雄
 〒581-0037 兵庫県八尾市太田6-146
 電話(0729)49-8957
▽北海道支部  (代表)安丸 進
 〒003-0811 北海道札幌市白石区菊水上町一条1-46、 有信ハイツ一号
 電話(090)7644-0748
▽名古屋支部  (代表)佐々木 繁
 〒462-0035 名古屋市北区大野町1-1-3-4-208
 電話(052)911-5282
●文化財指定 なし
夢想権之助神社夢想権之助神社 中段  横切留中段 横切留 演武