琉球王家秘伝本部御殿手

 第十四代宗家

本部 朝正

〒597-0015

大阪府貝塚市堀2-22-6

■ 電話(072) 431-2907

■ 琉球王家秘伝本部御殿手 ホームページ

   http://www.motobu-ryu.org/

  本部 朝正

由来

 本部御殿手は琉球王国の王族である本部家に代々伝えられて来た武術である。本部御殿手の御殿とは王族の家柄を表す言葉であり、手とは武術を意味する言葉である。したがって、本部御殿手とは「王族の家柄である本部家に伝わる武術」ということである。
 この本部御殿手は秘伝技として代々本部家の長男にだけ伝承されてきたのであるが、琉球王朝崩壊に伴う諸般の事情から大正時代に第十一代宗家本部朝勇よりこれを継承した第十二代宗家上原清吉が、それまで世に知られることなく伝承されてきた本部御殿手を一般の者にも指導するとともに、機会あるごとに公開演武するなどして積極的にその普及に努めたことにより、国内はもちろん欧米にまで知られるところとなった。平成十五年八月十七日、同宗家の白寿を機に本部家家系の本部朝正に伝承され、現在に至っている。

系譜

《本部御殿手》
 流祖・本部王子朝平(尚質王第六王子)-二代本部按司朝完-三代本部按司朝智-四代本部王子朝隆-五代本部按司朝恒-六代本部按司朝救-七代本部王子朝英-八代伊野波按司朝徳-九代本部按司朝章-十代本部按司朝真-十一代本部朝勇-十二代上原清吉-十三代本部朝茂-十四代本部朝正

流儀の特徴

本部御殿手は、合戦の際に多人数を相手に戦うことを想定した武術である。そのため、剣などの武器を使う場合も二刀を使用することが基本で、常に歩きながら技を使う。
 修行業は基本の体術を経て武器術へ進む。その後、相手を傷つけることなく無抵抗にしてしまう技である「取手」を習得する。このように、剛と柔の技を積み重ね修行を続けていくことによって、奥義である武の舞「舞手」に至る。また、秘伝技として「渦巻龍巻の剣」が伝承されている。

活動状況

大道館(総本部)では、毎週木曜日、土曜日の午後七時より稽古。また靖国神社で奉納演武を行うとともに、年1回ないし2回、海外で本部流の空手セミナーを開催している。各支部では、それぞれ空手道選手権への出場、地元の古武道大会などに参加している。

●稽古場及び支部
 ▽総本部 大道館
  大阪府貝塚市堀2-22-6
 ▽支部
  国内11支部、海外4支部
本部御殿手の取手本部御殿手の取手 本部朝基十二本組手(1)本部朝基十二本組手(1)