金硬流唐手沖縄古武術

 宗家十七代目

又吉 靖

〒900-0023

沖縄県那覇市楚辺1-11-15

■ 電話(098)834-7866

  又吉 靖

由来

  当家は初代太宗眞武から始まり、代々「麻氏」を門中(ムンチュウ)(儀間、石嶺、多和田、又吉、渡口、田名、松村等)として、琉球王朝時代を生きて来ました。明・清王朝時代からの交易で、相互に渡来する機会が多くなり、大陸の文化と琉球の文化交流が生まれました。その中でも清朝中期の交易では、めまぐるしい拳法の発展を遂げ、南派少林拳を母胎とした琉球金硬流が形成されました。
 また、琉球王朝時代からの武器術「棍、杖、鎌、櫂、鍬、釵、月鎌、長鎌、貫手、双節棍、三節棍、四節棍、車棒、流星、鉄甲、鉄柱、手裏剣、藤牌、柱枴等」は、大和の武芸と中国伝来の技法を組み合わせて完成されたものです。
 これらの武術は、王朝時代終焉から明治中期にかけ、又吉築登之親雲上眞得(天明6年生)、その息子、又吉親雲上眞珍(弘化元年生)が、技法と武具類の保存に努め、眞珍の息子、祖父眞光・実父眞豊が普及発展に努めました。

系譜

太宗眞武(大城按司)-以下八代略-眞代(浦添又吉の名島)-眞盈-眞順-眞邑-眞得-眞珍-眞光-眞豊-靖

流儀の特徴

 沖縄には世界に類をみない文化や芸術、武道があります。武道(術)とは戦いの技術として、「生」と「死」の間に練り鍛えられ発達したもので、金硬流唐手・沖縄古武術は、「麻氏」門中(ムンチュウ)を中心に縁戚の者達等が残した武術です。
 特に幕末の武士、鳥小堀の麻氏石嶺真智(通称トゥンジュムイ、文化9年生)、麻氏多和田真睦(通称メーガントゥー、文化11年生)は、松村宗棍の高弟であり、また、琉球王家と添石家の長男にしか伝えない添石親方良行の棍法は、又吉真光が受け継ぎ、現在に伝わっており、当流儀は、これらの門中(ムンチュウ)が残した琉球王朝時代からの武術を継承しています。

伝承されている伝書

 一 光明大元帥像 天、地
 一 白鶴仙師像
 一 武備誌
 一 鉄人像人図
 一 武器類

活動状況

日本古武道演武大会(古武道協会)、全日本武徳祭(京都武徳殿)、日本古武道大会(東京浅草)、県外・国外参加夏季古武道セミナー開催。那覇市空手道古武道演武大会、沖縄県県民体育大会、明治神宮奉納演武大会(振興会)、その他 県外・海外に唐手・古武道普及のため指導員を派遣。
 免許皆伝 早坂義文
 指導者 荻堂弘子 大村朝洋ほか
 門弟数 登録数九百名。傘下は多数

●稽古場及び支部
 稽古日は各支部、各道場により異なる。
 ▽国内支部 沖縄県内 三道場、北海道一支部 、東北二支部 、関東 二支部、 関西二支部、四国三支部
 ▽国外支部 米国三支部、南米二支部、北米一支部、アジア三支部、欧州六支部、豪州一支部。その他個人会員多数
琉球王朝時代からの武器術琉球王朝時代からの武器術 虎鶴拳・組合術虎鶴拳・組合術