無雙直傳英信流居合術

 第廿一代宗家

関口 髙明

〒144-0051

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西蒲田ロイヤルハイツ802

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  関口 髙明

由来

 流祖は林崎甚助源重信で永禄年間の人である。亡父の敵を討たんとして、林崎明神に祈願し、居合の妙理を悟り、林崎夢想流と称し敵討ちを果たした。この流派は重信流とも称した。以来、幾多の分流を生んだが、なかでも第七代長谷川主税助英信は、古伝の業に独創を加え、その術が精妙であったことから、長谷川英信流と呼ばれ、また、無雙直傳英信流とも称せられた。
 延宝二年(一六七四)第九代林六太夫安政が土佐藩に仕え、英信流は土佐へ流布した。以降、土佐藩はこれを門外不出の流儀として庇護し、伝承してきた。第十七代大江正路子敬が武道の衰退を憂慮し全国に当流を流布、教伝に努力した。土佐藩主の流れを汲む第十八代山内豊健は『居合祥説』を発刊、第十九代河野兼光は東京都豊島区に明武館を創設、第二十代尾上政美これを継承、関口髙明が第二十一代を継ぐ。

系譜

初代・林崎甚助源重信-二代田宮平兵衛業正-三代長野無楽入道槿榑斎-四代百々軍兵衛光重-五代蟻川正左衛門宗績-六代万野団右衛門信定-七代長谷川主税助英信-八代荒井勢哲清信-九代林六太夫守政-十代林安太夫安政-十一代大黒元右衛門清勝-十二代林益之丞政誠-十三代依田万蔵敬勝-十四代林弥太郎政敬-十五代谷村亀之丞百雄-十六代五藤正亮-十七代大江正路-十八代山内豊健-十九代河野兼光-二十代尾上政美-二十一代関口髙明

流儀の特徴

当流は仮想敵に対してと、実際に相手がいて行う術とある。刀の取り扱い刀操においては長いものは短く、短いものは長く、重いものは軽く、軽いものは重くの心もちで刀操術により体の運用をはかる。
 刀刃を上に帯刀し鯉口をみせずに、必殺の鞘放れ抜き付け斬り下ろし、納刀をする。奥居合になると鞘放れ納刀に迅速さが加わり、居合の生命である抜き付け斬り下ろしに活力がある。また、当流は座居合と立居合があり、座姿居合は正座と立膝姿がある。
 《当流儀道歌》
居合とは心に勝つが居合なり
   人に逆ふを非力と知れ
わがみち乃居合ひとすじ
    ざつだんに
   知らぬ兵法人にかたるな
 ※居合修身を座右の銘とする

活動状況

当流本部のある東京を中心に全国規模で、また国外では韓国を筆頭に世界中に当流儀を普及流布する。修業は毎日で、公共施設を含む体育館、武道場他で行い、見学は自由で入門者に差別なく、当流儀の真髄技と身心を修練し、術と人格形成に向上精進する者に門戸を開く。流儀の保存、流布伝承は日々の地道な稽古とともに、講演会、演武会などが最も効果大で、国の内外で数多く大小さまざまな形で演武紹介、術技の質の向上を図っている。
 世界中の人々の求心力となり、当流儀を通し、友情を育て、尊敬、敬愛の念を持ち合って「一心」、友好を深め、平成十八年から念願の世界大会交流会を実現、開催できるに至った。さらに真の平和と文化の発展・繁栄に、共存・共生の道に努める途上にある。

●稽古場及び支部
▽第廿一代道場本部髙明塾
 毎日午後6時〜9時
▽その他
 都内および近県の学校開放施設、公共機関施設、民間施設などの体育館、武道場、ホールなどを借用して行っている。
▽国外道場
中傳・颪の形中傳・颪の形 抜き胴・横一文字斬り(据え物試し斬り)抜き胴・横一文字斬り
(据え物試し斬り)