荒木流拳法

 第十七代宗家

菊池 邦光

〒372-0033

群馬県伊勢崎市南千木町2235

■ 電話(0270) 26-1560

  菊池 邦光

由来

 今より四百余年前、天正の昔より言い伝えがある。『武芸流派大辞典』また『尾張藩武術集録』およびその他の文献などによれば、遠く荒木摂津守源村重の孫にあたる荒木夢仁斎源秀縄より伝承された荒木流拳法は、古くは中国の拳法から発達した戦国時代天正の頃の遺産で、荒木夢仁斎の頃、実戦体験から武術として伝えられたものである。この武術は現在から見れば原始的要素を多分に持っている。言い換えれば武術が剣術、柔術などに体系づけられる以前のもので、棒、鎖、小具足、長巻、刀術、拳法などが未分化のまま受け継がれている総合武術である。また、荒木流拳法は、鍛錬に鍛錬を重ね、特に礼や節度などを重んじ人格形成にも努め、いわゆる文武両道を本旨としているものである。
 最近では、諸外国へ国際文化交流の一環として海外(順次フランス・ニュージーランド・ポートランド・ミネアポリス・ボストン・スペイン・フランス・モナコ・カナダ・フランス・ブラジル)に渡り、日本武道の発展と他国間との国際文化交流に努めている。

系譜

流祖・荒木摂津守源村重孫荒木夢仁斎源秀縄-森霞之助勝重-山本嘉助勝久-竹内九郎右ヱ門勝吉-高橋儀右ヱ門森久-方坂九郎右ヱ門吉久-向井左次郎正久-小林藤左ヱ門常正-伊勢崎藩士小峰文太夫武矩-伊勢崎藩士栗原五百二正重-伊勢崎藩士鈴木円太夫義直(春山宣得)-大和兵内規重(春華宣光)-新井富蔵忠好拳斎-菊池穀之進知方-大和彌藤次知和-菊池源吉和吉-菊池邦光

流儀の特徴

一、総合的な武芸の流儀である。
二、鎖鎌、乳切木などにおいて鎖を使用する。
三、攻めが主体でなく、防御を基本とする。
四、各技も荒々しく実戦的で、技の最後は必ずとどめを刺す。
五、棒、鎖、小具足、長巻、刀術、拳法などが未分化のまま受け継がれている総合武術である。
六、荒木流拳法の理歌の一つに「稽古をば勝負するぞと思えなし 勝負は常の稽古なるべし」と理念を謳いあげている。

活動状況

現在の稽古は、毎週土曜日(昼)自宅で、門下生の指導に当たっている。また各地方において、各種の演武大会などに参加し、古武道の普及発展に努めている。さらに日本武道団代表の一員として、これまで、フランス・ニュージーランド・ポートランド・ミネアポリス・ボストン・スペイン・フランス・モナコ・カナダ・フランス・ブラジルに渡り、国際文化交流を図っている。

●稽古場及び支部
 〒372-0033
 群馬県伊勢崎市南千木町2235(自宅)
 電話(0270)26-1560
 毎月第1・第3土曜日 午前10時〜
鎖鎌(居取り)玉あて鎖鎌(居取り)玉あて 鎖鎌(居取り)入身鎖鎌(居取り)入身