天真正伝香取神道流剣術

 第二十代宗家

飯篠 快貞

〒287-0017

千葉県佐原市香取1827

■ 電話(0478)57-3161

■ 公式ホームページ http://katori-shintoryu.jp/

  飯篠 快貞

由来

 日本武道の源流「天真正伝香取神道流」は飯篠長威斎家直を流祖として、下総の国香取の地に伝承する武道である。家直公は六十余歳にして香取大神に壱千日の大願をたて斉戒沐浴、兵法に励み百錬千鍛を重ね粉骨の修行の後、香取大神より神書一巻を授けられたと伝えられ、その後、連綿と続き、現在宗家二十代目飯篠快貞に至っている。
 その間、有名な門流には上泉伊勢守、塚原土佐守及び卜傳、松本備前守、諸岡一羽斎、秀吉の軍師竹中半兵衛、奥州仙台家老片倉小十郎(白石城主)、幕府旗本には中台信太郎、松本直一郎、伊庭軍兵衛ら、また諸藩の代々指南家等々枚挙にいとまがない。
 なお当流には剣術、居合術、柔術、棒術、槍術、薙刀術をはじめ奥には軍配法、築城法、天文地理陰陽気学に至る総合武術として、古来軍学者や武将たちが学んだ兵法から入り、平法に至るまでの膨大な修行法が残されている。

系譜

流祖・飯篠長威斎家直-盛近-盛信-盛綱-盛秀-盛繁-盛信-盛長-盛久-盛定-盛重-盛次-盛清-長照-盛照-盛重-盛房-盛貞-金次郎-快貞

流儀の特徴

 戦国時代の流派であり、戦場で鎧を着用した技が多く、斬突の場所は甲鎧の弱点、たとえば、首、脇、小手の裏、腰の直ぐ上、内ももなどを打つ。稽古中武器と武器が激しく当たっているが(実際は斬っている)、それは他から形を盗まれないためである。また一本ごとの形が非常に長く作られている。

活動状況

 毎年、初未の日に本部道場にて稽古始めを執り行い、ゆかりのある香取神宮神幸祭への奉仕や各古武道演武大会への参加、日々の稽古を通して活動しております。

 稽古日は、本部道場として毎月第四日曜日、各支部では京増支部を例に毎週木・土曜日等取り決めて活動している。

 また、次世代に向けての新しい試みとして、技術的な水準を明確にし、正確な型を伝承する為の一環として平成29年より「審査制度」を運用しています。

●稽古場及び支部
 ▽本部道場
 千葉県香取市香取1827
 ☎(0476)57-3161
 ▽支部
 京増支部 アメリカ支部 スペイン支部 フィンランド支部
 ドイツ支部  京都支部 スウェーデン支部
●文化財指定
 始祖 飯篠長威斎墓 千葉県指定史跡 昭和18年2月指定
 武術 天真正伝香取神道流 千葉県無形文化財 昭和35年6月指定
 本部道場 香取市有形文化財 平成8年7月指定
両刀剣術 薙刀術薙刀術