小野派一刀流剣術

 第十八代宗家

矢吹 裕二

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  笹森 建美

由来

 室町時代、伊藤一刀斎景久によって創始され、二代小野次郎右衛門忠明によって継承された。忠明は、徳川秀忠の指南役となってその武名高く、一刀流の理念と技法を確立し、真剣、刃引、木刀による組を編み大成した。爾来代々将軍家、津軽家、諸大名間に伝わり、日本剣法の代表的流儀となった。
 一刀流には多くの支流があり、それらと区別するため正統を小野派一刀流と呼ぶ。この正統は忠一のとき、津軽信寿公に相伝された後、再び小野家に継承された。以後、津軽家、小野家に正統が伝承され、さらに小野忠喜より山鹿家に伝承され、大正に入り笹森順造に正統が伝えられた。
 今日の一刀流は三代忠常、四代忠於により技が加えられ、指南法、稽古法、目録が定められ種々に伝承されてきたが、笹森順造が原点を掘り起こし、検証を加え、すべての技法、理論、伝統を再び統合し、再確立したものを笹森建美が受け継ぎ、現代に至るものである。

系譜

 

流儀の特徴

 「一刀即万刀」の哲理である「切落し」にその最大特徴がある。切落しとは、相手の太刀のおこりを見抜いて、しかもそれにこだわらず、居つかず、順に応じて、己からも進み抑えて一拍子に打ち勝つわざである。手法は車の輪が前に回るように丸く両腕を十分に働かせて切り下ろすとともに、両足を踏み込み進みゆくもので、一陽来復、循環無端の心得である。

伝承されている伝書

 一 目録 十二ヶ条、仮名字、本目録、割目録
 一 免状 取立免状、徹上徹下免状、折紙認添状

活動状況

第1、第3、第4日曜日、土曜日午後、礼楽堂で稽古。その他門人たちが最寄りの場で随時稽古に励んでいる。一刀流のほか、直元流大長刀術、神夢想林崎流の道統を継承し稽古、研究を重ねている。また武道を通し東洋精神と西洋精神との融合について研究し、欧米での演武を続けている。

●稽古場及び支部
 ▽礼楽堂
 〒155-0032
 東京都世田谷区代沢1-13-2
 電話(03)3412-6986
 ▽大阪 長正館
 ▽海外稽古場
 イタリア・フィレンツェ、ペサロ、ローマ、バーリ、ドイツ・ローゼンバーク、ワイマールほか
ハキリ合(十二点巻返し)ハキリ合
(十二点巻返し)
高上極意五点高上極意五点 立会抜刀立会抜刀