水鷗流居合剣法

 水鷗流十五代・正木流十二代

勝瀬 善光

〒424-0037

静岡県静岡市清水区袖師町1402

■ 電話(054)366-2158

■ 水鷗流居合剣法・正木流鎖鎌術 ホームページ

   http://www2.wbs.ne.jp/~nck/suiou/

  勝瀬 善光

由来

 水鷗流武術は三間与一左衛門景延によって天正、元和の間に創始された。流祖は天正五年、羽前国十二社権現の神宮三間斎宮の子として生まれ、卜傳流剣術と林崎流居合を学び、さらに奥秘を極めんと十二社権現に参篭し修行すること二十年。一夜神夢を蒙り大悟し、天の二十八宿に蒙り居合法形二十八本を定め、これを基として薙刀術、杖術、剣法など諸般の武術の妙を究め、水鷗流と号して諸国を巡り流儀を広め門人を取り立てた。作州津山で宝山流の浅田九兵衛との試合が天保十四年刊の『撃剣叢談』に出ている。のち、九世福原新左衛門によって正木流鎖鎌術が併伝された。
 当流はその後、江戸に伝わり、幕末の頃、水間半兵衛景次が十三世を継ぐ。維新後、景次は修験者となり、各地を巡り遠州で勝瀬光安に奥義を相伝し、勝瀬光安景正が十四世を名乗り、のち、勝瀬善光景弘が十五世を継承した。

系譜

流祖・三間与一左衛門景延-二代三間与八郎景長-三代秋山三五郎景光-四代西野七左衛門景春-五代吉野藤兵衛景俊-六代吉野藤五郎家高-七代吉野藤五兵衛貞光-八代吉野弥一郎貞敏-九代福原新左衛門景則-十代福原新五郎家貞-十一代福原重次郎貞吉-十二代福原新兵衛芳貞-十三代水間半兵衛景次-十四代勝瀬光安景正-十五代勝瀬善光景弘

流儀の特徴

当流は居合、剣法、杖術、薙刀、小具足、鎖鎌などの総合武術として戦場実戦を立眼とする。稽古は必ず相手をつけ、訓練教育を施す。流祖正伝の法形を厳守し、無心、無欲、神人合一の境に至るを極意とする。

活動状況

水鷗流は、静岡市清水区袖師町一四〇二、碧雲館道場に本部をおき、十五代宗家勝瀬善光がその指導にあたっている。小学生から七十五歳までの練習生が居合、杖、鎖鎌、剣法等々を修行し、特に十〜二十代の若者が多くその技を競っている。
 県内七支部のほか、千葉県、神奈川県、フランスに支部があり、多人数ではないが水鷗流古伝武道の継承発展と、さらに理解を深めようと修行に励んでいる。毎年、水鷗流古伝武道大会を開き、本年度三十一回目を迎えた。

●稽古場及び支部
 ▽碧雲館道場
静岡県静岡市清水区袖師町1402
電話(054)366-2158
毎週月・火・木曜日 午後6時〜居合、杖、その他古武道
毎週水・土曜日 午後6時〜剣道
 ▽支部 浜松・浜北・藤枝・島田・沼津・遠州駿遠(県内各支部)。東京都・神奈川県・フランス・山梨県・滋賀県・アメリカ・ブラジル
水鷗流組居合「明月」水鷗流組居合「明月」 水鷗流組居合「闇」水鷗流組居合「闇」